〜エアコン取り付けについて〜
(株)東京サウンドボックスでは防音室設置、解体の際、
・エアコンの取り付け
・取り外し
・付け替え が可能です!

〜下記の点を必ずご確認お願い致します〜
・エアコン設置が可能な防音室、お部屋かどうか
エアコン設置は1.2畳以上の防音室で、屋外に室外機が置けるスペース、屋内に配管用の穴、エアコン用の電源、配管スペースが必要です。無い場合の対応や、詳しい情報はこちら
・2〜3階以上に室内機で、室外機が1階の場合は必ず事前にお伝え下さい。高所作業の準備が必要になります。
・料金について
設置環境によっては取り付け料金以外の料金がかかる場合があります。料金表はこちら
・排水について
配管穴の高さによっては、室内ポリタンクによる手動排水になります。詳しくはこちら
・エアコン付け替えについて
お部屋についているエアコンを防音室に付け替えることができます。詳しくはこちら
・防音室用のエアコンを購入される場合
購入方法、比較方法等、選び方のご案内です。詳しくはこちら
・特殊な設置環境
設置環境によっては特殊な条件や料金がかかる場合があります。詳しくはこちら
・取り付けのタイミングについて
設置環境によっては、防音室を設置した後ではエアコンが取り付けられない場合があります。
詳しくはこちら
〜エアコン設置を迷われているお客様向けに、考え方の解説ページを作成しました。
〜エアコン設置が可能な防音室、お部屋かどうか〜
・エアコン設置が実用的なのは1.5畳以上の防音室になります。1.2畳でも設置はできますが、エアコン本体の圧迫感が出てしまいます。
・エアコン設置には室外機置き場、配管穴、エアコン専用電源が必要です。
*既存のエアコンを付け替える場合は特に問題ありません。
使える配管穴が無い場合は換気口を使う、新たに開口工事をする、窓パネル施工をすることで配管が可能になります。
エアコン専用電源がない場合は配線工事をするか、条件付きで壁コンセントから電源を取ることができます。
・防音室側の配管穴の高さが、お部屋側の配管穴の高さより低い場合、ポリタンクによる手動排水になります。
・取り付けるエアコンが耐用年数を超えている場合(10年以上)、コンディションが悪い場合は、動作保証ができず、取り付けをお断りする場合もあります。
・隠蔽配管がされているマンションや一軒家に取り付ける場合、ユニオン代(エアコン配管の継ぎ手部材)が3,000円かかって参ります。
・換気機能付き、加湿機能付き、自動クリーン機能付き等の特殊なエアコンは、状況によっては設置をお断りする場合があります。
〜エアコン関連料金一覧〜
・エアコン取り付け基本料金(資材代込み) 25,000円
・エアコン取り外し 6,000円
・配管穴の開口工事1箇所 5,000円(コンクリート壁は穴開け不可)
・配管延長 1mにつき3,000〜4,000円(施工状況によって異なります)
・窓パネル施工 10,000〜18,000円(穴開けをせず、窓から配管する場合)
・高所作業(2階以上) 12,000円〜 (室内機が2階以上、室外機が1階の場合等、ハシゴが必要な場合)
・電源延長、室内コンセント取り付け工事 5,000円〜7,000円 (電源の延長が必要な場合)
・隠蔽配管の延長ユニオン代 3,000円
・不要なエアコンの引き取り処分 5,000円
・加湿機能付きエアコン(うるさら等)の取り外しは10,000円、取り付けは30,000円(資材代込み)
〜排水について〜
・エアコンは冷房運転の際、室内機から排水ホースを通じて水がポタポタと排水されます。一般的なエアコンは配管の勾配をとってホースを屋外に出し、地面やベランダに自然排水するので問題ないのですが、防音室内にエアコンを設置する場合、配管の勾配が取れないケースが多いです(防音室に空いているエアコン穴の高さより、お部屋のエアコン穴の高さの方が高い事が多い)
*例外として、下記の場合は自然排水が可能です。
・エアコン穴(もしくは換気口)が下の方についている
・持ち家で新たにエアコン穴を開けることができる
・窓パネルを施工する
・近くに洗面台や排水口がある
自然排水ができない場合、ポリタンクを室内に設置、排水ホースを差し込み、水を溜めます。
ある程度溜まったら洗面所等に水を捨てます。
排水の手間と、水の捨て忘れでポリタンクから水が溢れてしまう事故のリスクがあり、エアコン設置時にはご了承いただく必要があります。
*ドレンアップキット(4万円前後)という全自動で逆勾配でも排水できる機械がありますが、故障による水漏れリスクや設置スペースの問題で、当社では取り扱っておりません。
*水を溜めるポリタンクはホームセンターやamazonで購入可能(1,500円前後)です。容量は15L以上、半透明で溜まった水の容量が分かる物をお使いください。
ポリタンクから水が溢れても大丈夫なように、大きなトレーを置いて2重で対策すると万全です。
〜エアコン付け替えについて〜
元々お部屋についているエアコンを取り外し(6,000円)、防音室内に付け替え(25,000円)する事ができます。
賃貸の場合でも、退去時に再度エアコンを付け直す事ができるので、現状復帰が可能です。
但しエアコンが10年以上古いモデルですと、付け替えに際して故障、冷えが悪くなる等のリスクがあり、動作保証ができません。新品のご用意をお勧めしております。
〜防音室用のエアコンを新しく購入される場合〜
新品を購入される場合、電圧は100V、6畳用の1番シンプルな(安い)モデルを購入していただくのをお勧めしております。各メーカーの1番安いシンプルなエアコンが1番故障が少なく、長持ちする場合が多いです。
*室内機と室外機のセットで、取り付け工事込み、資材込みの必要はありません。
エアコンの購入はネットショッピングが便利です!
AmazonやYahooショッピング、楽天市場、価格.com等で”6畳用 エアコン”で検索して注文いただくか、近くのホームセンター等で安く販売されている場合もありますので、比較してみてください。
ダイキン、三菱、東芝、パナソニック、日立、シャープ、コロナ、アイリスオーヤマ等日本のメーカーがお勧めですが、室内機のサイズ、消費電力、微風機能の有無等で比較してみるのが良いかと思います(価格.comで比較ができます)
例えば2023年5月現在ですと、消費電力の少ないシャープAY-P22DH、総合評価の高いダイキンS22ZTES、本体が小さく圧迫感の少ないコロナRC-2223R等、同じ値段帯でも特徴があります。
*お掃除機能、換気機能、加湿機能等が付いたエアコンは高額で、本体が大きく防音室内では圧迫感が出てしまうので、あまりお勧めできません(これらのエアコンは設置工程が多く、追加料金が発生してしまう場合があり、状況によっては設置をお断りする場合があります)
中古のエアコンを購入される場合、補助配管の劣化や冷媒ガス不足、パーツの欠損、水漏れ、カビ臭等のリスクがあり、正常に動作しない可能性があります。取り付け時の動作保証ができない為、信用のおけるショップから以外からの購入はおすすめできません。
*元々防音室にエアコン穴が開いている場合、特に古いエアコンが付いていた場合、新しいエアコンの室内機のサイズに注意が必要です。古いエアコンは室内機の高さが低めで、現行品は比較的高くなっています。
古いエアコンに合わせて高めの位置に開口されている場合、現行品の高さのあるエアコンが設置できないケースがございます。
こちらに関しては事前の検証が難しい為、なるべく室内機の高さが低いエアコンを購入する必要があります
(価格.comにて、室内機サイズの確認、比較ができます)
〜特殊なエアコンの取り付け〜
加湿・換気機能付きのエアコン(ダイキン・うるさら等)、マルチエアコン等のエアコン取り付けは、通常のエアコンより難易度が高く、所要時間も大幅に増えます。状況によっては割増料金が発生したり、設置をお断りす場合があります。
・楽器の為に加湿機能が必要な場合、〜4畳前後までの防音室でしたら小さい加湿器で十分かと思います。
・換気機能に関しましては、防音室には基本的に吸排気の換気扇が付いておりますので、特にメリットがありません。
・故障の際のメンテナンスや修理が高額で、移設する際も通常のエアコンより高額になります。一般的な6畳用のエアコンをお勧めしております。
〜窓パネルについて〜
既存のエアコン穴が埋まってしまっている、賃貸で新しく開口ができない、どうしても自然排水をしたい場合に、”窓パネル”というパーツを用いてエアコン配管をする事が可能です。
窓の高さによって使用する窓パネルの種類が異なり、280mm~2240mmまで対応可能です。
料金は取り付け費用込みで8,000円〜14,000円になります。
留意点として、窓パネルを付けると窓のセキュリティーが少し弱くなるという欠点があります。
窓パネル分の幅で窓の鍵が閉められず、付属のフックを両面テープで窓に貼り、既存の鍵を引っ掛けて鍵をかけるのですが、
・両面テープの粘着力が弱い
・経年で剥がれてしまう
・窓を無理やり揺するとフックが取れて窓が開いてしまう
上記の様なリスクがあります。
市販の窓ロック等を併用して追加の対策ができますが、1~2階の場合、やはり不安があります。
この様なリスクを予めご了承いただく必要がございます。
〜エアコン配管用の穴がない場合〜
一般的な住宅にはエアコン配管用の穴が予め開口されているケースが多いですが、下記のような例外もあります。
・新築で一度もエアコンを付けたことがない場合
・古い住宅で一度もエアコンを付けたことがないお部屋
・既に別のエアコンを配管して埋まってしまっている
・テナント等で天井埋め込みエアコンが付いている
・配管穴が無い場合、木造に限りますが、新しく開口する工事が可能です(1箇所につき5,000円、鉄筋コンクリート不可)
*賃貸の場合は大家さんの許可が必要ですが、基本的に許可されない場合が多いです。
・エアコン用の穴では無く、換気口を使って配管することも可能です。
*既存の換気口カバーや器具を取り外す必要がありますが、マンションによっては却下されたり、取り外しの際に器具や壁紙等が破損したり、原状回復に費用がかかってしまう場合があります。
〜エアコン専用のコンセントがない場合〜
エアコンは消費電力が大きく、尚且つ長時間使い続けるケースが多い家電製品です。
ブレーカー落ちや過電流による火災を防ぐため、エアコン専用の回路、コンセントに差し込む必要があります。
法令上の義務は無いのですが、エアコン業界ではエアコン専用のコンセントが無ければ取り付け工事をしない、という暗黙のルールがあります。
防音室内にエアコンを設置するときも同様で、専用コンセントが無ければ基本的にはコンセント増設工事をする必要があります。
こちらは環境によって20,000円〜50,000円前後かかる高額な工事になりますし、賃貸等で工事ができないケースも多々あります。
どうしても専用コンセントが使えない場合は、リスクをご了承いただき、壁コンセントに差し込む場合があります。
その際に、対応する壁コンセントと同じ回路の他の壁コンセントを調べ、それらの壁コンセントには他の家電製品を接続しないことにより、ブレーカー落ちや火災のリスクを軽減する事ができます。
防音室は1.5畳〜4.5畳程度と狭く、機密性も高いので、エアコンをハイパワーで長時間回すケースが少ないです。その為、注意して運用する上でのリスクは比較的低いと考えております。
〜室外機スペースがない場合〜
ベランダが狭い、敷地が狭い等の事情で、室外機を設置するスペースがない場合、下記の設備で対応可能な場合があります。
既に置いてある室外機の上に、新たに室外機を設置することができます。
こちら事前にネットでご購入いただき、当日までに組立、設置いただければ、架台に室外機を設置させていただきます。
*設置環境や既存の室外機にサイズが収まるかどうか、お客様ご自身でご確認をお願い致します。

〜取り付けのタイミングについて〜
エアコン設置作業では、エアコンの配管で室内機と室外機を繋ぐ作業が必要です。また、室内のエアコン専用コンセントにコンセントを差し、極力何かあった時にコンセントが手で抜ける状態にしておく必要があります。
・防音室を壁に寄せて設置し、エアコン穴にアクセスできなくなってしまうと、後からの設置ができなくなってしまう場合が多いです。このようなケースでは、防音室設置時に配管を通し、尚且つ隙間をパテで埋める必要があります。新しくエアコン穴を開ける場合でも、壁の裏に柱や筋交がないかを確認する為の作業が必要で、防音室を寄せて建ててしまうとこちらの作業ができません。
・防音室でコンセントが隠れてしまう場合も同様です。抜き差しができない状態で延長コード等で電源を取るのは危険なので、防音室設置前にエアコン電源を防音室内に引き込む作業(コンセント引き込み工事 5,000円)が必要になります。
・防音室設置後のエアコン作業には、作業に必要なスペースが50cm前後必要になります。
スペースが十分にあれば問題ないですが、基本的に無駄なスペースを作らない様、お部屋の隅に寄せて設置する場合が多いので、エアコン取り付け作業は防音室設置時に行わせていただくケースが多いです。